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注意 罪も無いゆっくりが死にます。 人間も酷い目にあいます。 ぬるいです。 知識が無いので描写がテキトー且つ、曖昧です。 ラジコンうーぱっく こんにちは、僕はゆっくり製品大好きなお兄さん。 ゆっくりでできた製品を見ると買ってしまうゆっくりキチ・・・ゲフンゲフン。 ゆっくりマニアさ。もちろん製品じゃない普通のゆっくりも大好きさ、いろんな意味で。 そんな僕が今回買ったのはコレ、 『加工場印のラジコンうーぱっく』 だ。 すでに箱から出して目の前にあるのだが、コレまるっきり本物のうーぱっくだよなぁ・・・ どうみてもダンボールのボディに、ぺらぺらの羽。そしてとってつけたような笑顔の目と口。 正直ダンボールとマジックさえあれば小学生でも作れるような造詣だ。 まあ今更言うのはナンセンスなのは重々承知なのだが何故コレが浮いてしかもゆっくりを乗せることが出来るのかさっぱり原理がわからない。 まあいいや、んでこの『ラジコンうーぱっく』だが説明書を読むとほぼ本物同様の機能を持ち、且つプロポでそれを操縦できるという優れものなのだとか。 あいかわらず加工場の偏った技術レベルの高さには感服するより他無い。 なんでも実際のうーぱっくの部品を使うことで軽量化やなにやらを果たしたとか書いてあったがホントに 空のダンボールくらいの重量くらいしかないので本物より重いのか軽いのかさっぱりわからない。 まあ説明はこのくらいでいいだろう。 この製品なんでも実物同様ゆっくりをのせて飛ぶことも出来るらしい。なので河原に行ってゆっくりを乗せて飛ばしてみることにした。 ちなみに乗るゆっくりは河原に来る途中歌を歌って餌を恵んで貰おうとしていた野良のれいむ一家(親れいむ一匹、子れいむ二匹) に頼むことにした。 どうやら元飼いゆっくりらしいがにんっしん!したから捨てられたようだ。 身勝手な、捨てるにしてもちゃんと燃えるゴミにしてから捨てるべきだ。 「おにーさん!このうーぱっくがほんとうにれいむたちをおねーさんのところにつれていってくれるの?」 「「くれりゅにょ?」」 「もちろんだとも、それとも君達に沢山あまあまをあげたこの僕が嘘をつくとでも?」 「ゆゆ~ん♪そうだね!おにーさんはほんとうにいいひとだね!!れいむたちのげぼくにしてあげるよ!!こーえーにおもってね!!」 「「おもっちぇにぇ!!」」 「ハハハ、ウレシイナー。(・・・後でぶち殺す!)」 さてとりあえずこいつら全部をうーぱっくにのせて・・・ってあれ、流石に三匹はちょっとサイズが・・・このっ・・・そぉい!! 「ゆげええええ!!おにいざん!!ぐるじいよ!!がわいでいぶをなんどがじでえええええ!!」 「おがじゃ・・・ぐるじ・・・」 「ゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っ・・・」 ふう入った入った。なんか一匹痙攣してるが死んで無いからいいだろう。 しかしかなりぎちぎちだな、まあこのくらいのほうがきっと安定するだろう。多分。 え~っとではプロポを・・・コレえらいシンプルだな。まるで鉄○28号の操縦機みたいだ。 とりあえず飛ばしてみるか。いけ、うーぱっく! 「うー!うー!うー!」 おお、飛んでる、飛んでる。かなりふらふらだけど・・・。 しかもちゃんとしゃべってるよ、すごいなぁ~!! ~上空~ 「ゆ~♪すごいようーぱっく!!とってもたかいよ!!」 「おぎゃしゃ・・・うごがにゃ・・・ゆ"・・・」 「ゆ"・・・ゆ"・・・」 ~地上~ いやぁ~テンション上がってきた!!よし、うーぱっく。急降下、・・・そして急上昇!! いいねぇ!!左急旋回のち、右急旋回だ!!いけえええ!! ~上空~ 「ゆーーー!!うーぱっく!!あがるのはやすぎ・・・ゆぅぅぅぅぅおちるぅぅぅぅ!!ゆっ!!みぎぎぎぎぎぎぎぎ!!ひだりりりりりりりり!!」 「ゆっびゃびゃびゃびゃー!!ゆべっ!!ゆびっ!!ゆびょ!!」 「・・・・・・・・ゆ"っ・・・・・・!!」 ~地上~ 回転とか出来るかな・・・そ~れぐ~る、ぐ~ると。 おお、回っとる。あいつらよく落ちないな。遠心力? ~上空~ 「ゆぅぅぅぅぅ!!まわるよぉぉぉぉぉ!!どめ、どめでぇえええええ!!ゆううううううううううう!!エレエレエレ・・・」 「・いむ・あんご・・・がぎまわ・・・エレエレエレ・・・」 「・・・(ビクッ)・・・(ビクビクッ)・・・」 ~地上~ いやぁ~これはいい買い物をした。正直かなり値は張ったけど買ったかいがあった。 これならただ飛ばすだけでも楽しいし、他にもいろいろ使えるな。 ゆっくりを乗せたうーぱっくの中が見えないのは残念だけどカメラやマイクを仕込めばさらに楽しめる。 コレは久々のヒット ってアレ? 操縦がきかない。まずい、電波の受信範囲を超えたか!? あ~ふらふらと・・・ってイカン!!調子に乗って上に飛ばしすぎたせいで民家のほうに!! 糞、このままでは多大な損害賠償を負うことに!!走れ俺!!うおおおおおおおおお!!まがれぇええええええええええ!! ~上空~ 「ゆぅぅ・・・やっどゆっぐりになっだよ・・・うーぱっぐ!ざっざどおろじでね!!がわいいでいぶをごわがらぜだつみはおもいよ!!」 「おぎゃーじゃん・・・ごわがっだよぉぉぉ・・・」 「・・・(ピク)」 ふらふら・・・ 「ぎごえないのうーぱっぐ!!がわいいでいぶがおろじでっでいっでるんだよ!!ばがなの!?じぬの!?」 「はやぐ・・おろじでぇぇ・・・エレエレ・・・」 「・・・」 ギューーーーーーン!! 「ゆ"っ!!うーぱっぐ!!はやずぎるぅぅぅっ!!それにぞっじはがわでじょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「ゆ"う"う"う"う"う"う"う"う"!!」 「・・・ゅっ!!も・ょ・・っゆ・・・だよ・・」 「「ゆ"ん"や"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」」 ドバシャーン!! ~地上~ 「お~い、れいむ~大丈夫か~?」 「だいじょうぶじゃないいいいいいい!!はやぐがわいいでいぶをだずげろおおおおおおおおお!!」 「はっはっは!!無理だしできても断る!!そのままさっさと溶けてしねっ!!」 「どぼじでぞんなごどぉぉぉぉぉぉぉゅぅぅぅぅぅ・・・(フェードアウト)」 ああ、下流の方に流れて行ったか・・・。南~無~。 結局のところなんとか民家から川の方向に変えることは出来たものの俺の未熟な技術では川に着水させるのが精一杯だった。 まあ救いといっていいのか、『ラジコンうーぱっく』は長い間水につけておくと水に溶けるようになっているらしいしゆっくりも勿論水に溶ける。 環境破壊はせずに済んだ様だ。 とはいえ『ラジコンうーぱっく』は壊れるわ、あのあと転んでプロポも壊すわ、ひざをすりむくわで散々な目にあった。 保障も効かないだろうしな・・・はぁ。 仕事がんばろう・・・そんでまた『ラジコンうーぱっく』買おう。そうしよう。ハハハ・・・ハ。 ちなみにその後『ラジコンうーぱっく』は同じような問題が多発したために加工場が製品回収する騒ぎになり、お金は返ってきましたが二度と『ラジコンうーぱっく』は手に入らなくなったのでした。 おしまい。 あとがき SS書くには多趣味なほうがいいようです。知識の無い分野の話は難しい・・・。 でもまあ思いついたからには書きたくなってしまう。 まあ勢いだけで押し込んだ気もしないでも無いですが、楽しんだ方がいてくだされば幸いです。 すっきりできなかった方はごめんなさい。 甘党 今まで書いたもの ゆっくりコールドスリープ ゆっくりを効率的に全滅させるには。 ユマンジュゥ きれいなゆっくりの作り方 ゆっくり達のバザール ゆっクエ あるゆっくり達の冬篭りと甘い罠
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うーぱっくとベビゆっくりゃを家で飼いたい。 「うー♪うー♪」「がおー♪」 「よしよし、そんなにあわててどうしたんだい?」 するとベビゆっくりゃはうーぱっくを上下に振って飴玉を俺の手の上に落とした。 「ううー、うー、ぎゃおぎゃおー♪」「うー♪くぱっ☆」 ぼとぼとと落ちてきた飴を受け取って俺は二匹をなでてやった。 「くれるの?ありがとうね。おにいさんとってもうれしいよ」 「うー♪」「たーべちゃーうんだぞー♪あまあまだぞー♪」 「いい子だね」そう言って飴玉を食べる。どこから仕入れたのかとっても甘かった。 「うん。あまあまだよ。」 「んー☆よかよか☆あまあま☆」「うーうー。うー?・・・うー♪」 うーぱっくは逆さになって様子を理解するのに時間がかかったようだ。 こんな感じで毎日一緒に暮らしたいよおおおおおおおお / \ ァ / \ ァ ( Д`;) -- 名無しさん (2008-09-10 02 26 14) 名前 コメント
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都市型ゆっくり達の受難 作 キャベツ頭(仮称です。ハチの人から改称しました) ※すっきり描写&スカトロ描写注意(そこまでハードじゃないと思います) 都市に生きるゆっくりは、人間が出すゴミを食料源とする。 家庭のゴミをつめたビニール袋を破かれる側にしてみれば、 そうした行為は迷惑極まりないわけで、即座に対策が講じられた。 「ゆっ!!きょうもゆっくりさがそうね!!」 「「「ゆっくりさがすよ!!!」」」 ニワトリよりも甲高く、耳ざわりなコーラス。ゆっくりれいむの一家だ。 メロンサイズの親一匹に、リンゴサイズの子三匹。子は皆れいむ種である。 これからゴミ荒らしにかかろうというわけで、やる気満々である。 「ちびちゃんたち、ゆっくりがんばってね!おかあさんはここでみてるからね!!」 「「「ゆっくりがんばるよ!!!」」」 ふてぶてしい顔つきでどっしりと構える親れいむ。 どうやらゴミ荒らしが、野生における狩りに等しい行為となっているらしく、 子れいむたちは今日がその「狩り」デビューの時らしかった。 「まずは、じゃまな“あみ”をくぐってね!!でないとちかづけないよ!!」 「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」 カラスよけの網をくぐって、ゴミ袋を食い荒らすと言うのが、 ゆっくりのやり方だった。そこで、第一の防波堤として、 特殊な素材で編み上げたネットが用いられた。 「ゆっくり、ゆっくり……ゆっ?」 勢い良く近づき、ネットをくぐろうとした一匹の子れいむ。 違和感をおぼえ、一歩飛びのいたが、既に遅かった。 その体には、格子状の切り込みが入り、うっすらと餡がにじみ出している。 「ゆぅああああああああ!!!いだいよおおおおおおおおおおお!!!」 「どぼじでええええええええええええ!!!!???」 素材としてピアノ線を用いたネットは、いともたやすく、 饅頭の体を切り裂いた。 ぱっくり、ぱっくりと幾つも傷口を開き、絶命する子れいむ。 「もうやだ!!おうちかえる!!!」 「ゆっ!!!まっで、いまがえっだら、ごはんがたべられないよ!!!」 この場を去るか否かで揉め始めた親子。 本当は子れいむたちの判断が正しかった。ここで第二の防衛システムが作動する。 「そんなにごはんがたべたいなら、おかあさんだけここにのこってよね!! れいむたちしにたくないよ!!」 「そうだよ!いじきたないおかあさんはゆっくりいつまでもここにいてね!!」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおお!!!?……ゆぴぴっ!!!!!」 仲間割れした親子。そこに高圧の冷水が吹き付ける。 しつこく居座るゆっくりを退治するのと、 ネットにかかって死んだゆっくりを掃除する為の、洗浄用スプリンクラーだ。 強烈な水圧の為、触れるそばからゆっくりは粉みじんになっていく。 「あ゛ああああああ!!!!!!おがーざ いぴぴぴっ!!!」 「どぼじでえええええええええ べべべべ!!!!」 無残な餡塊となったゆっくり一家は水の流れに乗り、道路脇の排水溝へ一直線。 道路も綺麗に洗うことができて、一石二鳥である。 このおかげで、路上のゴミ袋を狙うゆっくりは絶えていなくなった。 「ゆぅ~これじゃ、まりさたちちっともゆっくりできないよ!!」 「れいむもおなかぺこぺこだよ!!ゆっくりごはんがたべたいよ!!」 不満を爆発させる、ゆっくりまりさとゆっくりれいむ夫婦。 数日前から降り続く雨と、人間の仕掛けたトラップのせいで、 いつものように餌を取りに行くことが出来ず、飢餓状態となっている。 ドブに突き出した家庭用の排水管にもぐり込んで、 命を永らえたのだが、もはや飢えと渇きは耐え難かった。 当然、排水管の中には、何の蓄えもない。 「ねぇれいむ、このなかをさがしてみようよ!」 「ゆぅ~、そうだね。おそとはあめさんがふってるからしかたないね…」 本来、暗くてじめじめした場所を好まないゆっくり。 デリケートなれいむは特にそうで、乗り気ではなさそうだが、 このままじっとしていても埒が明かない。 疲れた体に鞭打って、のろのろと排水管をさかのぼる二匹のまんじゅう。 「ゆっ!?まりさ、あかりがみえるよ!!」 「ほんとう!!?これでゆっくりできるね!!!」 「ゆぅ~、でもたかくてとどかないよ!!! これじゃぜんぜんゆっくりできないよ!!!!」 見上げれば確かに光が見えるが、ほぼ垂直に伸びる管。 これを登っていくのは、かなり骨が折れそうである。 「れいむ、ゆっくりとまりさがふみだいになるよ! そうすれば、くだにひっかかってよじのぼれそうだよ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 まりさが下敷きになり、れいむがそこに飛び乗る。 饅頭にしては良く考えたもので、自らの体の特性を生かし、 ぎゅうぎゅう詰めの状態で、体を蠕動させることによって、 じわじわと管をのぼっていこうというのだ。 「ゆっくりのぼるよ!!」 のろまなれいむはまりさの助けを借りて、 まりさは自慢の跳躍で、うまく足がかりを得て、 二匹は順調に排水管をさかのぼってゆく。 体力のとぼしいれいむは、途中で何度も休息をとりつつ、 のぼり続けて、気が付けば管の出口にいた。 「まりさ、でぐちだよ!!れいむやったよ!!」 「ゆっくりいそいで、まりさもゆっくりさせてね!!」 まりさのくぐもった声。れいむはぶよぶよと体を動かし、 管から飛び出した。続いてまりさも、同じように飛び出る。 薄暗いその場所は、使われなくなった廃屋のトイレで、 その排水管は、和式の便器に繋がっていたのだった。 「ゆぅ~、やっとゆっくりできるね、れいむ!!」 「そうだね、まりさ!!やっぱりまりさはかしこいね!! れいむほれなおしちゃったよ!!」 「ゆぅ~ん、はずかしいよ…」 顔を赤らめ、恥じらいながらも、れいむの言葉に満更でもない様子のまりさ。 いつしか二個の饅頭は発情し、激しく体をこすり合わせ、 ぎとぎとした粘液にまみれている。 「んほおおおおおおおおおおおおおおお!!ばでぃざ!!!」 「きひいいいいいいいいいいいいいいい!!でいぶぅ!!!」 干上がった和式便器の中で愛を叫ぶ、つがいの饅頭。 そこに闖入する者があったが、二匹は気付く由もない。 「これ、お前さんたち」 「「んひひひひひひひひ、ほおおおおおおおおお」」 「これこれ」 「……ゆ゛っ゛!!!!???おじさんだれ!!!?」 「わしはこの家で雨宿りしているホームレスじゃ」 「れいむたちすっきりー!するんだからじゃましないでよね!!!」 「こりゃすまんすまん。しかし、雨で体が冷えて、催してきてのう」 「もよおす?もよおすってなあに?おいしいもの?」 「うーん、食ったことが無いからわからんのう。試してみるか?」 「「ゆっくりたべたいよ!!!」」 「よしよし。それじゃ、そこに座って待っておるんじゃ」 「「ゆっくりりかいしたよ!!!」 言うが早いか、尻をまくって突き出し、力みだす老人。 その様子に目を白黒させる二匹の饅頭だが、望みのものはすぐにやって来た。 「ゆっ!ゆっくりでてきたよ…」 「ゆっくりたべさせてね!!ゆっくりさせてね!!」 「こ、これはゆっくりできんほどの量じゃぞ…!!」 飛び出したのは、悪臭を放つ、暗褐色の巨大な塊だった。 それが、れいむの右顔面を直撃し、穿つ。 「ゆっくり、ゆっく…… づぶぶびびっ!!!」 「でいぶうううううううううううううう!!!」 恐るべき質量を持った、ゆっくり風に言えば、うんうんの塊は、 新幹線のような勢いで、れいむに激突した。 やわな饅頭が耐え切れるはずもなく、 れいむの顔面はいともたやすく吹き飛び、うんうんに混じってわからなくなった。 「ゆぎゃああああああああああああああああああ!!!!! いだいよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!おうぢがえる!!! いまずぐがえる!!!!!」 「でいぶ!!!!!!!!でいぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「これはしばらく止まらんぞ!!東京から終点までノンストップじゃゾイ!」 便器にこんもりとしたうんうんの山ができあがり、 黒い新幹線はJR博多駅へ到着していた。 顔半分となったれいむは虫の息で、まりさもすっかりうんうんまみれである。 「いやあ、すっきりしたわい。おまえさんたち、味の方はどうじゃったかな?」 「ゆ……ゆっぐり…じねぇぇ……」 「……!…!…………!……」 まりさが悪態をつき、ハーフれいむがビクンビクンと痙攣して、 老人の言葉に答える。もはや、先は長くないだろう。 「よしよし。後は流して仕舞いじゃな」 その言葉とともに、老人が紐を引くと、赤さびた水が勢い良く噴射し、 すべてを押し流してゆく。幾度も紐を引いたので、 数分後には、すべてが綺麗に洗い流されていた。 「なんと、まだ水が出たとはのう。これで、わしもホームレス脱却じゃな」 つい先ほどまで、苦労してよじ登っていた管の中を、 ひどい臭いのする水とともに流されながら、まりさはひたすらに、 つがいのれいむのことを思っていた。 死ぬ前に、もう一度だけ、もう一度だけ「すっきりー!」をしたかった。 するはずだった。それが、すっきりしたのは、わけのわからないじじいだった。 目の前を、半分だけになったれいむが、うんうんとともに流れていく。 急速に近づく外の明かり。 まりさは、降り続く雨のことを思い出し、溶けはじめている体で、 なおも「どうしよう」などと考えたが、排水管から勢い良く飛び出して、 ドブの壁面に激突し、放射状の餡塊となった。 ほんの数秒前、同様の餡塊となったれいむの上に折り重なるようにして。 ドブに張り付いた、ふたつの饅頭。 しかし、その痕跡すら、後続の汚水が洗い流してしまうのだった。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2138.html
都市型ゆっくり達の受難 作 キャベツ頭(仮称です。ハチの人から改称しました) ※すっきり描写&スカトロ描写注意(そこまでハードじゃないと思います) 都市に生きるゆっくりは、人間が出すゴミを食料源とする。 家庭のゴミをつめたビニール袋を破かれる側にしてみれば、 そうした行為は迷惑極まりないわけで、即座に対策が講じられた。 「ゆっ!!きょうもゆっくりさがそうね!!」 「「「ゆっくりさがすよ!!!」」」 ニワトリよりも甲高く、耳ざわりなコーラス。ゆっくりれいむの一家だ。 メロンサイズの親一匹に、リンゴサイズの子三匹。子は皆れいむ種である。 これからゴミ荒らしにかかろうというわけで、やる気満々である。 「ちびちゃんたち、ゆっくりがんばってね!おかあさんはここでみてるからね!!」 「「「ゆっくりがんばるよ!!!」」」 ふてぶてしい顔つきでどっしりと構える親れいむ。 どうやらゴミ荒らしが、野生における狩りに等しい行為となっているらしく、 子れいむたちは今日がその「狩り」デビューの時らしかった。 「まずは、じゃまな“あみ”をくぐってね!!でないとちかづけないよ!!」 「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」 カラスよけの網をくぐって、ゴミ袋を食い荒らすと言うのが、 ゆっくりのやり方だった。そこで、第一の防波堤として、 特殊な素材で編み上げたネットが用いられた。 「ゆっくり、ゆっくり……ゆっ?」 勢い良く近づき、ネットをくぐろうとした一匹の子れいむ。 違和感をおぼえ、一歩飛びのいたが、既に遅かった。 その体には、格子状の切り込みが入り、うっすらと餡がにじみ出している。 「ゆぅああああああああ!!!いだいよおおおおおおおおおおお!!!」 「どぼじでええええええええええええ!!!!???」 素材としてピアノ線を用いたネットは、いともたやすく、 饅頭の体を切り裂いた。 ぱっくり、ぱっくりと幾つも傷口を開き、絶命する子れいむ。 「もうやだ!!おうちかえる!!!」 「ゆっ!!!まっで、いまがえっだら、ごはんがたべられないよ!!!」 この場を去るか否かで揉め始めた親子。 本当は子れいむたちの判断が正しかった。ここで第二の防衛システムが作動する。 「そんなにごはんがたべたいなら、おかあさんだけここにのこってよね!! れいむたちしにたくないよ!!」 「そうだよ!いじきたないおかあさんはゆっくりいつまでもここにいてね!!」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおお!!!?……ゆぴぴっ!!!!!」 仲間割れした親子。そこに高圧の冷水が吹き付ける。 しつこく居座るゆっくりを退治するのと、 ネットにかかって死んだゆっくりを掃除する為の、洗浄用スプリンクラーだ。 強烈な水圧の為、触れるそばからゆっくりは粉みじんになっていく。 「あ゛ああああああ!!!!!!おがーざ いぴぴぴっ!!!」 「どぼじでえええええええええ べべべべ!!!!」 無残な餡塊となったゆっくり一家は水の流れに乗り、道路脇の排水溝へ一直線。 道路も綺麗に洗うことができて、一石二鳥である。 このおかげで、路上のゴミ袋を狙うゆっくりは絶えていなくなった。 「ゆぅ~これじゃ、まりさたちちっともゆっくりできないよ!!」 「れいむもおなかぺこぺこだよ!!ゆっくりごはんがたべたいよ!!」 不満を爆発させる、ゆっくりまりさとゆっくりれいむ夫婦。 数日前から降り続く雨と、人間の仕掛けたトラップのせいで、 いつものように餌を取りに行くことが出来ず、飢餓状態となっている。 ドブに突き出した家庭用の排水管にもぐり込んで、 命を永らえたのだが、もはや飢えと渇きは耐え難かった。 当然、排水管の中には、何の蓄えもない。 「ねぇれいむ、このなかをさがしてみようよ!」 「ゆぅ~、そうだね。おそとはあめさんがふってるからしかたないね…」 本来、暗くてじめじめした場所を好まないゆっくり。 デリケートなれいむは特にそうで、乗り気ではなさそうだが、 このままじっとしていても埒が明かない。 疲れた体に鞭打って、のろのろと排水管をさかのぼる二匹のまんじゅう。 「ゆっ!?まりさ、あかりがみえるよ!!」 「ほんとう!!?これでゆっくりできるね!!!」 「ゆぅ~、でもたかくてとどかないよ!!! これじゃぜんぜんゆっくりできないよ!!!!」 見上げれば確かに光が見えるが、ほぼ垂直に伸びる管。 これを登っていくのは、かなり骨が折れそうである。 「れいむ、ゆっくりとまりさがふみだいになるよ! そうすれば、くだにひっかかってよじのぼれそうだよ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 まりさが下敷きになり、れいむがそこに飛び乗る。 饅頭にしては良く考えたもので、自らの体の特性を生かし、 ぎゅうぎゅう詰めの状態で、体を蠕動させることによって、 じわじわと管をのぼっていこうというのだ。 「ゆっくりのぼるよ!!」 のろまなれいむはまりさの助けを借りて、 まりさは自慢の跳躍で、うまく足がかりを得て、 二匹は順調に排水管をさかのぼってゆく。 体力のとぼしいれいむは、途中で何度も休息をとりつつ、 のぼり続けて、気が付けば管の出口にいた。 「まりさ、でぐちだよ!!れいむやったよ!!」 「ゆっくりいそいで、まりさもゆっくりさせてね!!」 まりさのくぐもった声。れいむはぶよぶよと体を動かし、 管から飛び出した。続いてまりさも、同じように飛び出る。 薄暗いその場所は、使われなくなった廃屋のトイレで、 その排水管は、和式の便器に繋がっていたのだった。 「ゆぅ~、やっとゆっくりできるね、れいむ!!」 「そうだね、まりさ!!やっぱりまりさはかしこいね!! れいむほれなおしちゃったよ!!」 「ゆぅ~ん、はずかしいよ…」 顔を赤らめ、恥じらいながらも、れいむの言葉に満更でもない様子のまりさ。 いつしか二個の饅頭は発情し、激しく体をこすり合わせ、 ぎとぎとした粘液にまみれている。 「んほおおおおおおおおおおおおおおお!!ばでぃざ!!!」 「きひいいいいいいいいいいいいいいい!!でいぶぅ!!!」 干上がった和式便器の中で愛を叫ぶ、つがいの饅頭。 そこに闖入する者があったが、二匹は気付く由もない。 「これ、お前さんたち」 「「んひひひひひひひひ、ほおおおおおおおおお」」 「これこれ」 「……ゆ゛っ゛!!!!???おじさんだれ!!!?」 「わしはこの家で雨宿りしているホームレスじゃ」 「れいむたちすっきりー!するんだからじゃましないでよね!!!」 「こりゃすまんすまん。しかし、雨で体が冷えて、催してきてのう」 「もよおす?もよおすってなあに?おいしいもの?」 「うーん、食ったことが無いからわからんのう。試してみるか?」 「「ゆっくりたべたいよ!!!」」 「よしよし。それじゃ、そこに座って待っておるんじゃ」 「「ゆっくりりかいしたよ!!!」 言うが早いか、尻をまくって突き出し、力みだす老人。 その様子に目を白黒させる二匹の饅頭だが、望みのものはすぐにやって来た。 「ゆっ!ゆっくりでてきたよ…」 「ゆっくりたべさせてね!!ゆっくりさせてね!!」 「こ、これはゆっくりできんほどの量じゃぞ…!!」 飛び出したのは、悪臭を放つ、暗褐色の巨大な塊だった。 それが、れいむの右顔面を直撃し、穿つ。 「ゆっくり、ゆっく…… づぶぶびびっ!!!」 「でいぶうううううううううううううう!!!」 恐るべき質量を持った、ゆっくり風に言えば、うんうんの塊は、 新幹線のような勢いで、れいむに激突した。 やわな饅頭が耐え切れるはずもなく、 れいむの顔面はいともたやすく吹き飛び、うんうんに混じってわからなくなった。 「ゆぎゃああああああああああああああああああ!!!!! いだいよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!おうぢがえる!!! いまずぐがえる!!!!!」 「でいぶ!!!!!!!!でいぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「これはしばらく止まらんぞ!!東京から終点までノンストップじゃゾイ!」 便器にこんもりとしたうんうんの山ができあがり、 黒い新幹線はJR博多駅へ到着していた。 顔半分となったれいむは虫の息で、まりさもすっかりうんうんまみれである。 「いやあ、すっきりしたわい。おまえさんたち、味の方はどうじゃったかな?」 「ゆ……ゆっぐり…じねぇぇ……」 「……!…!…………!……」 まりさが悪態をつき、ハーフれいむがビクンビクンと痙攣して、 老人の言葉に答える。もはや、先は長くないだろう。 「よしよし。後は流して仕舞いじゃな」 その言葉とともに、老人が紐を引くと、赤さびた水が勢い良く噴射し、 すべてを押し流してゆく。幾度も紐を引いたので、 数分後には、すべてが綺麗に洗い流されていた。 「なんと、まだ水が出たとはのう。これで、わしもホームレス脱却じゃな」 つい先ほどまで、苦労してよじ登っていた管の中を、 ひどい臭いのする水とともに流されながら、まりさはひたすらに、 つがいのれいむのことを思っていた。 死ぬ前に、もう一度だけ、もう一度だけ「すっきりー!」をしたかった。 するはずだった。それが、すっきりしたのは、わけのわからないじじいだった。 目の前を、半分だけになったれいむが、うんうんとともに流れていく。 急速に近づく外の明かり。 まりさは、降り続く雨のことを思い出し、溶けはじめている体で、 なおも「どうしよう」などと考えたが、排水管から勢い良く飛び出して、 ドブの壁面に激突し、放射状の餡塊となった。 ほんの数秒前、同様の餡塊となったれいむの上に折り重なるようにして。 ドブに張り付いた、ふたつの饅頭。 しかし、その痕跡すら、後続の汚水が洗い流してしまうのだった。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3163.html
うーぱっくを虐待してみた 「う〜う〜♪」「ゆぅ!うーぱっくだよ!おーい!」 「う〜?」「お野菜さんをあげるから家まで乗せてね!」「う〜!」こうしてうーぱっくはれいむを乗せると、動き始めた。そして、れいむを乗せて何分かたった後… 「ゆ!そろそろお家につくよ!ゆっくり着陸してね!」「う〜!」その時である、そう、ダンボールがれむの体重で破れたのだ。「うわぁぁぁぁ!!うーぱっぐばゆっぐりじないでだずげろぉぉぉ!!!」 「う〜!!う〜!!」しかし、当然ながらうーぱっくは助けられない。そして、無惨にも落ちていくれいむ。「うーばっぐばばやぐじねぇぇぇ!!」 れいむはれいむの家の前で落っこちた。 家の中から番のまりさが出てくる。 「ゆぅぅぅ!?!?どぼじででいぶがおじでぎでるのぉぉぉぉ!?!?」「う…ばっ…ぐに…おどざれだ…よ…」「なにぃぃぃ!?!!うーぱっくばぜっだいゆるざないのぜぇぇぇぇ!!!!」 こうしてうーぱっくの噂が群れ全体に広がり、うーぱっくを見つけたら攻撃することになった。 「う〜!」「うーぱっくがいたんだよぉぉぉ!!」 「攻撃開始ぃぃぃぃ!!!」「うぅぅッ!!(いただいぃぃ!!!)」「うーぱっくが怯んでるよ!どんどん攻撃するよぉぉぉぉぉ!!」その時である。 「お、お前らどうしたんだ。」そう、人間である。 「ゆぅぅ!!おにいさんんんん!このげすなうーぱっくをせいっさいしてねぇぇぇ!!」「一体どういうことだ?」ゆっくり事情説明中… 「なるほどな。つまりれいむの敵討ちということか。」「そうだよぉぉぉぉ!!!」「ふむ…」 うーぱっくは思った。もしかしたらこの人間さんが助けてくれるかも。そんなことを思った。 しかし現実は違った。 「よしわかった。じゃあお兄さんが制裁するよ。」 「ほんとぉぉぉぉ!!!!ありがとぉぉぉ!!!」 「ゔゔぅぅぅ!!!(どぼじでぇぇぇ!!)」 こうして人間は、自分の家にうーぱっくを持ち帰った。「うーん、持ち帰ったはいいものの、どう制裁するかなぁ。そうだ!アレをやろう!」そう言うと人間は、うーぱっくの羽をちぎった。「ゔゔゔ!!!(いだぃぃぃぃぃ!!!)」「おぉ!かなり生きがいいねぇ!」今度は、目を潰した。 「ゔゔゔゔゔ!!!!!!(ばえがみえだぃぃぃぃ!!!!!いだぃぃぃい!!!!!)」 そして終いに、ダンボールに火をつけた。 「ファイアー!♪」「ヴヴヴヴゥっぅぅ!!!!(あずぃぃぃぃぃぃ!!!!!もうやじゃぁぁぁぉ!!!!)」「簡単に死なれても困るから、ほれ!」そう言うと人間はうーぱっくにオレンジジュースをかけた。「ぅぅぅ……」「よし!治ったな!それじゃあ続きいきまぁす!」「ゔゔゔゔゔ!?!?」 その後… 「ゔゔゔゔっっっ(もぅゆるじでぐだざいぃぃぃ!!)」「あぁ?なんだぁぁ?聞こえねえなぁぁ!!」ドカ! 「ゔゔゔゔっっ(ぼうやじゃぁぁぁ)」 こうしてうーぱっくは制裁されましたとさ。 めでたしめでたし。 終わり。
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「…せッ!…せッ!…せッ!」 暗闇の中円周上に配置された篝火の光の中心には四方を杭に結わえ付けられたロープで囲まれた空間だけが浮かぶ 周囲をぼうっと篝火に照らされる空間を熱狂しながら凝視する人間の顔だけが浮き上がらっせ、その光景は太古の神を祀る儀式を思わせる 「殺せッ!殺せッ!殺せッ!」 老いも若きも男も女もが狂ったように同じ言葉を繰り返す 人々の視線の先には互いの肉を食み、血を啜り合いながら殺しあう2匹の獣 …ならぬゆっくりの姿があった 里の野外に特設された即席のリングの中には1匹のゆっくりまりさとゆっくりフランが向かい合っている ゆっくりまりさは目と口の部分に穴が開いた底部以外顔全体を覆う派手なマスクを被っており、 そのマスクのそこらかしこはフランに切り裂かれたのか無残にも体までにもその裂傷は達して致命傷ではない物の餡がポタリポタリと垂れて 大きくその体を伸縮させて息をついている 方やゆっくりフランは素顔で、顔に自分の傷から漏れた餡とまりさの餡で汚れながらも、 その目には狂気の色が宿り口を大きく開いてこびりつく餡をなめると笑みを浮かべた ルチャゆっくり 最近考案されたゆっくりを使った娯楽のひとつ、早い話がゆっくりを使った賭け格闘技である。 リングで戦うゆっくりはゆっくりドールと呼ばれ相手が戦意を失うか・気絶するまで行われる… しかしゆっくりは本来温厚で臆病な性格なので捕食種を除け自発的に戦うことはない だが、彼らやその親しい者の危機には勇敢に立ち向かうケースもある その事から人間が野生の比較的体格がいいゆっくりを見つけると家族や親友を攫いそれを人質として戦いに赴かせるのである 場合によっては無理やり子供を孕ませてそれを利用する 負けたり・無様な試合をすれば人質の命は主人の気分ひとつ次第 故に戦うゆっくり達に躊躇いはない ……常にガチ勝負且つゆっくり特有の肉体の脆弱さもあいまって死者は耐える事はない 死の恐怖に抗い勝ち続けるゆっくりにはマスクが与えられ、そして更に勝ちぬいたマスクゆっくりは自由を勝ち取る事ができる マスクは数多の同族の屍を踏み越えた強者の証、それを脱ぐ時は敗北を意味する マスクを剥がれたゆっくりはそのマスクを捨て新たにマスクを得るまで再び戦いを続けなくてはならない ゆっくりドールにとってマスクは頭の飾りや帽子以上の価値、命そのもの ゆっくり達にとっては語源のルチャリブレよろしく自由を勝ち取るための戦いであるのだ このまりさはルチャゆっくりでは現在一番人気の花形ゆっくりドール。 デビュー以来負け知らずで特に華麗な空中技に定評がある ルチャゆっくりの中では殿堂入り確実の生ける伝説ゆっくりドールである かたやフランのほうは中堅クラスであるものの高い戦闘力と凶暴性で最近のし上がって来た実力派、決して楽勝な相手とは言い難い 今現在餡子が漏れているマスクまりさは体力的にも長期戦は不利、しかしフランは警戒を奇襲し徐々にコーナーへ追い詰めて行く いくら手負いとてマスク持ちは百戦錬磨の猛者、迂闊な攻撃は仕掛けない辺りフランも並みのゆっくりドールではない マスクまりさがコーナーポストに背をつきの呼吸が乱れかと思うとと体を僅かに傾けるのを見るや雷のごとく飛び掛った 「ますくとられてゆっくりしね――ッ!」 だがマスクまりさは睨み付けたまま動かない。 コーナーに居る以上フランの突進を下手に回避しようとしても逃げれず、リング外に逃げようとしてもその隙に無防備な部分を晒すだけという事を知っている。 そしてコンマ一秒の世界のタイミングで避ける事を決意した マスクまりさは息一つすると極限まで集中する。 一つ息を吐くと空気を震わす観客の歓声がフッと消え、今まで気にならなかった生暖かい風の張り付く感触を感じ、 目の前に向けられたフランの鋭い牙がスローモーションビデオを見てるかのごとくゆっくりと近づく 5センチ... 3センチ... 2センチ... 1センチ... フランは勝利を確信していた 牙は確実に柔らかい皮膚を突き破り餡を抉った後奴は豚のような悲鳴を上げるだろうと カチン!! だがフラン確信とは裏腹に牙のぶつかる音だけが響いた 「うっ!?うーっ!?」 いつの間にか眼前のまりさは霞のごとく消えていた まりさの見せた隙はフェイクだったのだ 後悔したところでもう遅い 次の瞬間頭部に強烈な衝撃が走り地面に叩きつけられると目の前が餡で真っ黒に染まり何がおきたか理解できぬまま事切れた フランだったものから飛び出した餡子の山からムクりとマスクまりさが立ち上がる お互いの鎬を極限まで削る我慢比べにまりさは勝ったのだ ――すたーだすとればりぇ マスクまりさの得意技の一つ 敵の攻撃を極限までひきつけてコンマ一秒のタイミングで敵の頭上に飛び上がりそのまま全体重をかけて敵を地面に叩きつける その一連の動作は流星の如く華麗でそれ見た誰もが魅了される程の高難度の空中技 「ウィナーッ!エルゥ――ッマリィーサァ――!!」 審判が勝者の名前を告げると観客席からは悲鳴のような歓声と怒声が起き周囲に紙吹雪が舞った 「まりさー!よくやったぞ!」 一人の若い男がロープを潜りリングにうつ伏せに寝転がっているまりさの元へ駆け寄る 「おにー…さん…まりさ…がんば…たよ」 ずり落ちた帽子を力なく少しだけ挙げて顔半分をセコンドの男のほうに向けるとにこりと微笑んだ 「ああ…頑張ったとも!後10勝だ!!後10勝てばお前は自由になれるんだぞ」 「うん…でも…まり…さだめ…かも…」 「何言ってんだ怪我はたいした事ないぞ!休めばすぐ治るからな!」 男がまりさを優しく抱きかかえて顔を見るとハッとしたと表情を見せると途端に真っ青になった 何とまりさの左目を両瞼が縦にぱっくり切れ眼球から透明な液が漏れている すたーだすとればりぇを決める為に跳躍した際、満身創痍のまりさはタイミングが少し遅れたため運悪くフランの牙が目を掠ってしまったのだ 「もう…まりさは…あかちゃんのために…たたかえないの…?」 後10回とはいえ戦う相手はどれも強敵ぞろい、片目で戦うには余りにも手に負えなさ過ぎる さりとて傷が癒えても片目に慣れるまでまでじっくり休養する時間などまりさには与えられない 「あ…今すぐ治療するからな!だからじっとしてろ!!」 男はまりさをマスクを丁寧に脱がし、しっかりとまりさを抱えると揺れぬ様急ぎ足で幕舎の中へ入るとベッドにおろして くすり箱をひっくり返すと治療を施したが潰れた目はどうにもならなかった 「畜生…なんてことだ…」 男がまりさを見下ろして項垂れていると幕舎の中に恰幅のいい中年の男が不機嫌な顔をしながら入ってきた 「全く何てことだ!あれだけ投資してやったのにこれからって時にしくじるとはなぁ!!」 どうやらまりさの主人はこの人物らしい 「お…御館様、こいつは片目をやられだけです再起不能になった訳じゃないんです!あと十勝なんです!!どうか見捨てないでやってください!!!」 「饅頭ごときに情が移ったのか?動ける動けねぇじゃねぇよ!確実に勝てるようなじゃなきゃ駄目に決まってんだろうが! 怪我をしてもう使い物にならんなんて知れたら商品価値は無いも同然なんだよ!」 中年男は腕を組むと幕の中を言ったりきたりしながらブツブツと何かをつぶやている 「そうだ…コイツとかなことの試合を組もう。目は形だけ直しとけ、眼帯とか包帯はつけるな。 伝説の終焉って売り込みでコイツには華々しく最後の花道を飾らせてやろう!次の試合だ!わかったな!」 そう捲くし立てると中年男は近くにあった水瓶をけり倒してがっくりと崩れ落ちる若い男を尻目に出て行った ふかんぜんねんしょー 複数の重賞を勝利した競走馬達もその最後は決して安らかじゃないんだってね byおれまりさとかイワレタ人 このSSに感想を付ける
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うーぱっくが目の敵にされる理由の一つに「(ゆっくりにしては)高いところを飛行するので駆除しにくい」というものがある。 飛行するタイプのゆっくりとしては他に捕食種のゆっくりゃやゆふらん、それにきめぇ丸などが挙げられる。 しかしこれらのゆっくりは飛行しても高度が知れてるので対処しやすかったり(れみりゃやふらんは野菜が嫌いなのか畑に近づきもしない上に 捕食種とあって農家に意外と人気があったりする)、そもそも人間に友好的であったりする為に嫌われはしても積極的に駆除されはしていない。 ところがうーぱっくの奴はゆっくりの畑荒らしに関与している上、 駆除されそうになると小賢しくも上空へ逃げるというのでは農家の人々に嫌われるのも無理はない。 幻想郷の一般人にとって手を出しづらいうーぱっくの駆除を殆ど加工所が行うようになったのは以上のような経緯があった。 20年程前、幻想入りしてきた『それ』は加工所の東に人為的に作られた平地の上で鎮座していた。 本来ならば幾つかの数を確保し、チームとすべき『それ』であったが加工所の豊富な資金力・河童の狂気じみた技術力を持ってしても なお扱いにくいモノだった為に現状では一つしか存在していなかった。 たった一つしかない『それ』の周りには人妖がせわしなく動き回り、『それ』に手を加え様子を見会話を交わしていた。 しばし時が経ち、『それ』の周囲の人妖が一人、また一人と離れていく。 『それ』を用いたうーぱっく駆除が実施されるのだ。 『それ』の周囲に残る人影が二つにまで減ったところで状況は次の段階へと進む。 一人が『それ』の先端部分に梯子を使って上り、彼へと黄色のジャケットを着たもう一人が近づいていく。 上ったほうがボタンを押すと『それ』は音を立てながら細かく振動を始めた。 地面に残ったほうの河童の男が『それ』に開いた二つの穴の前に人影が無いか確認し、上ったほうの人間に合図を行う。 それに返礼を行なった彼は次に『それ』から離れるよう河童の男に合図を出し、その意図が実行されたことを確認した後に幾つか操作を行なった。 『それ』は彼の操作に答えるように甲高い音を上げつつ振動を激しくする。 上に乗っている彼はさらに手を動かし、『それ』に付いている何枚かの板の動きを河童の男に確認させた。 問題ないことを確認した彼は透明な材質でできたドーム状の物体を閉じ、その中に入る。 さらに両手の親指で河童の男に指示を出す。 それを見た河童の男は『それ』を支える棒の横から目立つ色の直方体を取り出し、上の男に見せ続いて親指を立てる。 上の男は河童の手を確認し、操作を行なう。 『それ』は滑るようにゆっくりと動き始め、平原を渡って盛り土の壁で三方を囲まれたスペースへと移動した。 先ほどの河童の男とは別の赤いジャケットの人物が『それ』へと近づく。 さらに『それ』に装着された二種類の棒を確認し、そこから何か細い物を抜き出した。 赤いジャケットの男が掲げるその細い物体を確認した上の男は再び操作を行い『それ』を移動させる。 最終的に『それ』は細長い平地の一端へと到達した。 『それ』上の男が電波通信によって発言する。 「離陸許可を求める。」 「離陸を許可。幸運を。」 男の要求に対して電波で管制の返事が寄越される。 それを聞いた彼はフルブレーキ。機体を地面へと固定する。 続いて左手でスロットルをミリタリーへ。 クリモフ RD-33K ターボファンが轟音とともに大量のガスを後方へと噴出を開始する。 ブレーキリリースとほぼ同時にアフターバーナーオン。 ファルクラムは爆音と炎を滑走路に撒き散らしながら高速で離陸。 「パティシエ・コントロール、こちらキヨス。離陸した。」 「キヨス、キヨス。こちらパティシエC。針路…ええと…西だ。西へ向かえ。」 「キヨス了解。」 管制の指示は不明瞭な物だった。 仕方ない。むしろ幻想入りした経験者を素人の集まりが四方八方からかき集めた現状でここまでやれている方が奇跡に近い。 そう思いながら彼は操縦桿を傾け、愛機を西へと向けた。 彼は緑海の上を飛んでいた。 かつて幻想郷の外の世界に存在していた赤い日本を故郷とするMiG-29Jにとって 散策に近いレベルまで速度を落としていたがそれには幾つかの理由がある。 一つはターゲットのうーぱっくは音速で逃走などしないこと。 もう一つは超音速で上空を飛んだ挙句、衝撃波で森を吹き飛ばしたりなどすればまず確実に森の住人から報復を食らう恐れがあった事。 轟音を撒き散らしての飛行の許可ですらかなりの苦労があったというから当然だろう。 ともかく、彼が遊覧飛行気分で飛ぶこと暫し、会話上の存在であった目標が視認できる距離に近づいた。 「パティシエC、こちらキヨス。目標を視認した。」 「パティシエC了解。接近して確認せよ。」 「キヨス了解。接近する。」 管制塔の新たな指令に従い彼は白フチの赤い星─日本民主主義人民共和国の国籍標識が未だに残されている愛機の翼をめぐらせ目標へと進路を変えた。 機体が傾斜し、ゆっくりまりさに稲妻が突き刺さっている様子を図案化した垂直尾翼の部隊マークが陽の光を受けてきらめく。 彼はスロットルを慎重に絞り、最低限飛行できるレベルまで速度を落とした。 うーぱっくに乗って意気揚々と「おうち」に向かっていたゆっくり達はこの段階でようやく接近する物体に気がついた。 沢山の食べ物が置いてある場所を独り占めする人間が設置した柵をうーぱっくと協力して乗り越えた事に酔いしれ、 自分たちがいかにゆっくりできるかを今の今まで仲間たちと語り合ってい為に、MiGが視界一杯に大きくなるほど接近するまで気づけなかったのだ。 初めて目にする物体にゆっくりたちは興味津々といった態度で注目し、好き勝手な想像をめぐらせた。 「あれってなんだろうね!」 「ゆっくりできるかな?」 「きっとうーぱっくのおともだちだよ!おそらをとんでるもん!」 「うー♪うー♪」 「それならゆっくりできるね!」 「でもちょっとうるさいね!」 「しずかにしてもらおうね!」 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 ターボ・ファンが至近距離で轟音を撒き散らしている為に別のうーぱっくに乗る仲間とは会話できなかったが、 同じうーぱっくに乗っている仲間と会話をするゆっくり。 続いておなじみの挨拶を飛行物体へと放ったが、当然返ってくるのはタービンブレードが発生させる大気の振動だけだった。 「パティシエC、こちらキヨス。目標うーぱっくは標準サイズが4に大きめのが3だ。」 「パティシエC了解。キヨス、積載物を報告せよ。」 「キヨス了解した。 … 標準サイズは全て食料を搭載している模様。食料は根菜だ。」 「標準サイズは根菜が殆どだな。パティシエC了解。キヨス、続いて報告せよ。」 「大きめのうーぱっくには1つあたり通常ゆっくりが3体搭乗している。指示を請う。」 「パティシエC了解。キヨス、目標を着地させろ。」 「キヨス了解。警告を行う。」 雁行隊形で飛行中のうーぱっくに接近し、管制と幾つかやり取りを行った彼は警告を行う為に増設された外部スピーカに通じるマイクのスイッチを入れた。 『こちらは加工所だ。飛行中のゆっくりに告ぐ。君達がうーぱっくに乗せている野菜は畑から盗んだ物だ。直ちにこちらの指示に従い着陸せよ。 繰り返す。直ちにこちらの指示に従い着陸せよ。』 エンジンの轟音に負けない音量で機外へ発せられた声は当然ゆっくり達にも聞こえた。 だが、ゆっくりはどれ一つとしてその言葉に従う意思など生まれなかった。 「ゆー、なにいってるの!」 「なんでいうことをきかなきゃいけないの?」 「これはれいむたちがみつけたんだよ!」 「すこしぐらいならわけてあげられるよ!ひとりじめなんてしちゃだめだよ!」 「「ゆっくりがまんしてね!」」 MiGに向かって身を乗り出してぎゃあぎゃあと騒ぐゆっくりたち。 大量に食料を確保して気が大きくなっている為なので当然だろう。 「パティシエC。こちらキヨス。目標は警告に従わず。」 「パティシエC了解。警告射撃を実施せよ。」 「キヨス了解した。警告射撃を実施する。」 RD-33Kが僅かに唸り声を大きくし、ファルクラムはうーぱっくの集団の前に躍り出る。 「いっしょにくるのかな!?」 「おうちでいっしょにゆっくりしようね!」 「やっぱりうーぱっくのおともだちなんだ!」 意図を勘違いしたゆっくり達は歓迎の声を上げる。 しかし、次に発生した別の轟音によってその声はかき消された。 ファルクラムは30ミリ機関砲を連射。 火薬の炸裂音が連続するとともに砲弾が光を曳き音速で飛翔。 あまりにも突然の出来事であるためゆっくりは口を明けて目をむき出しそうなほど見開いて驚いたが、危害が無いことが分かると怒りの声を上げだした。 「もー!びっくりさせないでね!」 「なにいってるかわからないよ!」 「ゆっくりしずかにしゃべってね!」 「「ゆっくりしていってね!」」 警告射撃も意味を成さなかった。 当然であろう。警告射撃が成立するような生物ならそもそも畑荒らしなどしない。 「パティシエC。こちらキヨス。目標は依然として飛行中、こちらに従う意思は無いと思われる。」 「キヨス、パティシエC了解。目標の後方に移動、待機せよ。」 「キヨス了解した。目標後方に移動する。」 彼は操縦桿を右に倒し愛機を傾ける。続いて右手を引いて上昇。 ファルクラムは右へシャンデル、進路を反転させうーぱっくの後ろへと飛び去る。 ターボ・ファンの轟音が消え去り、ゆっくり達にしばしの平穏が訪れる。 「ゆっくりいっちゃったね!」 「もっとゆっくりしていけばいいのに!」 「またゆっくりしたいね!」 視界からファルクラムはあっという間に消え去り、別れを惜しむ饅頭たち。 豊原郊外で生産された電子装備が放つ電磁波を照射されていることにはもちろん気づいていない。 「パティシエC、こちらキヨス。目標の後ろについた。」 「パティシエC了解。キヨス、攻撃せよ。」 「キヨス了解した。攻撃する。」 彼はレーダースコープに取り付けられたセレクタを操作し、スコープ上で三角形に並んだ光点のうち右から二番目をロックオン。 交点がロックオン・シンボルで囲まれた。操縦桿の発射ボタンを押す。 翼からセミ・アクティヴ・レーダー誘導ミサイルが分離。 ロケットモーターに点火し猛烈な加速で10キロメートル彼方の目標へと突進。。 ミサイルはマッハ3で飛翔。目標まで15秒。 それが近づくことに最初に気づいたのは一番前を飛んでいるうーぱっくに乗ったゆっくりまりさだった。 捕食種やもっとおそろしい人妖が近づいてこないか常に辺りを見回して警戒していたのが功を奏した。 彼女は盛大に煙を上げながら近づく棒を見て仲間に注意を促す。 「みんな!なにかとんでくるよ!きをつけてね!」 ゆっくりの群れでそれなりに信用が置かれている個体が大声を上げるのに気づいた、 他のまりさやれいむが彼女のほうを向き、次いで警報が発された物体のほうを向く。 「まりさ!なんだろうねあれ!」 「ゆっくりできるといいね!」 「みんなであいさつすればきっとゆっくりしてくれるよ!」 「ゆっくりあいさつしようね!」 「「うー!?うー!?」」 後ろが見えないうーぱっくが不安そうな声を上げるが、搭乗中のゆっくりはそんなことに構わず勝手な未来を想像する。 R-27Rの改良型である八九式AAM<斬撃>はその間に飛翔。 まりさの目の前でミサイルはうーぱっくに接近、レーダー反射波で目標が近い事を感知した信管が作動、 破片を撒き散らし両隣を飛んでいたうーぱっくと一緒にズタズタに切り裂いた。 「ゆー?ゆっ!?ゆっ!!?」 餡子脳の理解の範疇を超えた事態にまりさの思考は追いつかない。 飛んできた破片が刺さっていることに気づき、痛みを感じた段階でようやく事態を把握した。 「ゆ゛ううぅぅーーーーっ!!!い゛た゛い゛よ゛ぉーー!!」 「おち゛ないて゛ね!おち゛ないて゛ね!ゆっく゛りし゛て゛いって゛よぉー!!」 「ゆっく゛りと゛は゛ないと゛し゛んし゛ゃうよおぉー!ゆっく゛り゛と゛んて゛ね゛ええぇー!!」 饅頭の耳障りな悲鳴が上がる。 かつて仲間だった段ボールと餡子の混合物が落下していき、水っぽい音を立てて地面に激突、 3回ほど何か赤黒い粒を撒き散らしながらバウンドして停止したところで悲鳴は一層拡大した。 右端を飛んでいたうーぱっくは体の半分を運んでいた食料ごと吹き飛ばされ、 もう半分を穴だらけにされながらも本能で飛行を維持しようとしていたが高度が下がって木に激突、うめいて絶命した。 右から三番目、まりさに近いうーぱっくはもっと悲惨だった。 爆発の衝撃によりきりもみで左から三番目のうーぱっくに突進、もつれ合い食料をバラ撒きながら進路を斜め下に変更。 当然ながら地面と熱い抱擁を交わし、砕け散った。 7体いたうーぱっくはあっというまに半分以下に減ってしまった。 「うー!うーっ!」 「うーうー!」 残ったうーぱっくはこのまま固まっていると一網打尽だと本能で感じ取りそれぞれが別の方向を目指した。 ゆっくりとしては天才的ともいえる判断だったが残念なことにファルクラムの前では何の効果も無かった。 「パティシエC、こちらキヨス。目標を4つ撃墜。残りは散開。」 「パティシエC了解。キヨス、残りも撃墜せよ。」 IRSTが中央のうーぱっくを探知。先ほどまで左から二番目だった個体だ。 レーザー測距装置を作動。ロックオン。 ミサイルのシーカーが目標を捕らえたことを知らせるトーンが聞こえる。直ちに発射。 白煙を曳きながら九〇式AAM<突撃>はまっしぐらに進む。 「またなにかきたよ!はやくにげてね!」 「こっち゛こ゛ないて゛えええぇえ!」 身を乗り出して後方を覗き込んでいたゆっくりの悲鳴のような通報で狙われていることを知ったうーぱっくは高度を下げながら右旋回。 重力の助けで加速して逃れようとする。 しかし、うーぱっく必死の機動は超音速で飛行するAMRAAMすら撃墜する<突撃>にとっては停止しているような物だった。 ゆっくりれいむが一体、うーぱっくの動きにより振り落とされた次の瞬間、R-73の改良型であるミサイルが起爆した。 息を吸い込んで膨らもうとしていたゆっくりれいむは超音速の壁に叩きつけられ、体中に開いた穴から空気を噴出しながら近くの木へと吹き飛ばされた。 れいむはたまたまこちらを向いていた木の枝に真正面から突進して突き刺さり、セルフ百舌の早贄ごっこをおこなって一生を終えた。 全速力で逃走中のうーぱっくの中でまりさは再び恐ろしい光景を目にした。 バラバラに逃げればそう簡単には追いつかれないだろうと思っていたのに、実際はあっさり追いつかれていた。 まりさの視界で二度、爆発が起こり通常うーぱっくと大うーぱっくがグチャグチャの何だったか良く分からない物体になって落ちていった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「まりさどうしたの?ゆっくりおしえてね!」 「ゆっくりちゃんとせつめいしてね!」 前を向いているために今の惨劇に気づいていないれいむとありすがまりさに説明を求める。 だが、今まで「ゆっくりプレイス」だと思っていたうーぱっくの中が最早そうではないことをこれでもかと見せ付けられたまりさは ショックで叫び声をあげるだけの饅頭と化していた。 れいむとありすが後ろを覗き込もうとしてもみ合ってるうーぱっくの様子に構わず、ファルクラムは接近。 狙いをつけると同時に彼は機関砲発射トリガを引いた。 轟音を上げてGSh-301が30ミリ砲弾を吐き出す。 中に乗っていたゆっくりは1発目が貫通した時点で衝撃で圧死した。 30ミリ砲弾が着弾するたびにうーぱっくは千切れ、弾け飛ぶ。 端からはひどく混沌としたダンスを踊っているようにも見える。 最後のうーぱっくを撃破したと判断した彼がファルクラムを加工所へと向け、飛び去った後に残されていたのは空中を舞い降りる段ボールの破片のみだった。 どう見てもゆっくり虐待よりもMiGを書くのがメインになってます。本当に(ry by sdkfz251 このSSに感想を付ける
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ネチョ注意 男は月明かりを頼りに家路を急いでいた。だからこの出会いは全くの偶然だった 「がおー、たーべちゃうぞー♪」 男が振り返ると、そこにはゆっくりの中でも珍しい胴体と手足を持ったゆっくりれみりゃだった 両手を広げ、あふれんばかりの笑顔を男に向ける 全身から“かまってオーラ”をかもし出していた 男はそれに応えるように緩やかな歩調でれみりゃに近づき、頭に手を置いて撫でる 頭を下げ「うー♪ うー♪」と楽しそうな声を上げて、気持ち良さそうにその手に甘える 男は頭をひとしきり撫でた後、れみりゃの手を握り草むらの中へと入っていった 程よい高さに木の下に座り、その木にもたれかかる。そして自分の膝の上にれみりゃを座らせる 男の膝の上ではしゃぐれみりゃ 男はレミリャを後ろから抱きかかえ、両足をれみりゃの股に割り込ませて足を閉じられないようにした 羽も後ろから押しつぶして押さえつけた まるで分娩台に固定されたそうな体勢になるれみりゃ 「うー?」 スカートをたくし上げられ、ドロワーズの中に手を入れられてまさぐられる 「うー!!うー!!」 突然のことに驚くれみりゃ 男は指先の感触だけを頼りに探る そこには一本の溝があった 女性器だった。尻には肛門らしき穴も存在した 生首だけのゆっくり種には見受けられなかった器官をれみりゃは持っていた 男はこの事実を知り、密かに胸が躍り脳が疼いた ドロワーズは脱がされて、局部が露になる 痴態をさらされて、れみりゃの頬が羞恥に染まる いやいや。と両手を顔を覆い、ふるふるを首を振る そのれみりゃを無視して男は縦スジを指の腹でなぞった。もう片方の手はれみりゃ頭に添えられていた 「うー?」 まだ毛も生えておらず、ぴっちり閉じたそこを男の指が何度も往復する 「うっ?うっ?うっ?」 れみりゃにとってそこはまだ排泄器官でしかなかった、ゆえに今自分の体を駆け巡る感覚がなんなのか頭が識別できないでいた 頭では理解できないでいたが、体は本能に従い雌の生理現象を引き起こしていた 徐々にきつかった割れめが緩み始めて、入り口は湿り気を帯び始めた 指先でそのことを感知すると男はひだの箇所を責め始めた 「ふっ、ふっ・・・ふっ、ふう・・・ふっ・・ん、ふっ、ふっ」 れみりゃは自分の意思とは関係なく体が震えるため、上手く呼吸できないでいた 「ふっ・・・・・ん、・・・・・ひぐぅ・・・・・・・・・・・・ぁう・・・・」 男の腕の袖を掴み、両目をきつく閉じて、『この感覚はなんなのか?』と必死に探っていた 気付けば恐怖よりも好奇心のほうが勝っていた 野生動物だけあり、性に対する適応速度は人間よりもずっと早い 男の丹念な愛撫により この感覚が『快感』だと頭が理解した時には、自らの股間からいやらしい水音がたちはじめていた そして、男が頃合いと判断したのか。ついに人差し指が中に進入してきた れみりゃの体は以外にもそれをあっさりと受け入れた 男は深くには指を進入させず浅いところをグニグニと刺激する 「んんっ・・・」 怯えた声色とは裏腹に体は快感を貪った その快感をスイッチに、割れ目の上にある小さな突起物が膨張をはじめる 「うう?」 男もそのことに気付いたのか、手のひらでそこを転がすように擦る 「う゛う゛!!」 一瞬、腰が浮いた 男はれみりゃの口に手をあてて塞いだ 「んーーーー! んーーーーーーー!!」 中指で割れ目を刺激しながら、その突起物を親指と人差し指で握り潰すように力一杯摘んだ 「っ!!!」 一瞬だけ意識がトぶ。生まれて初めてれみりゃはオルガを体感した。その感覚は10~20秒続いた 小水を垂れ流しながら、ビクリビクリと小刻みに体が何度も痙攣する その間、男は服の下に手を滑り込ませ、すべすべの肌を堪能する ようやくその波が去り、呼吸することを許された 「ガ・・・・・・ヒィ・・・ヒィ・・・・・・・・・・・ぎゃうっ!?」 しかし、絶頂を迎えたばかりの体を男は再び責め始めた 達してぱっくりと開かれ、敏感になった箇所を男は容赦なくイジる 男は指を中で折り曲げて、膣を僅かに広げた 「うわ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 それだけで、れみりゃの体が大きくのけぞり、割れ目から潮を吹き二度目の絶頂を迎えた 目を大きく見開き、首を必死に振りその感覚に耐える しかし男の手はまだ止まらない 「いぎぃ!!」 れみりゃの声を極上のBGMに手マンを続ける。男のごつごつとした手にさらに力が篭る 足を閉じようにも男の足に固定されそれも叶わず、体と羽をバタつかせたところで男の力のほうが圧倒的に上であるため どうにもならない むしろ抵抗すればするほど男は喜び、愛撫を執拗に繰り返す 途中、男は中を爪を立てて引っかいた 「イ゛グゥゥゥゥゥゥ!!」 痛みの後に快楽が押し寄せて三度目の絶頂を迎えて体が波打った だらしなく口が開かれ、よだれを垂らす 「う゛-・・・・やべで・・・・う゛-・・ゆるじで・・・・・」 男はアクメ顔のれみりゃを楽しそうに観察し、「やめて」と懇願するその口を接吻で無理矢理塞ぎ、再び下半身の愛撫を 再開しだした 絶頂地獄はまだまだ続く どれだけの時間が経ったのだろうか。男が飽きて、その腕の中からようやく開放される 望まぬ快楽を幾度と無く植えつけられたため意識は混濁し目は虚ろ、体はいうことを聞かず思い通りに動かない 「う゛ーーーーーーう゛ーーーーーー・・・・・・・ぎゅっでじで、おねがい・・・・・」 れみりゃは知らず知らずのうちに自分を指先で何度も玩んだ男に甘えるようにしがみ付いていた ゆっくりレイパーはそのれみりゃを抱きかかえると、口元をにやけさせながら家に戻った
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ぱっく ウサギのような動物のマスコットキャラクター。 着ぐるみの中身は機械。 多数の個体が存在し、個体ごとに個性のようなものがあるらしいが設定上のランダム性を超えるほどではなく、それ以上AIが成長する見込みはない。 名前のアルファベットによる綴りは特に決まっていないらしいが、〝Pac〟が最も多い表記。
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飛行機のスペックは技術的に正確ではありません、結構いい加減に設定しています 俺設定のゆっくりが出てきます 晴れた日の昼下がり、田畑が広がるのどかな町に空に羽根を付けた箱の様なものが飛んできた 数は4コほど、高さは約15m うーぱっくだ、上に数の分だけゆっくりを載せている ぱちゅりーが1匹、まりさが1匹、れいむ2匹と言った内訳だ 「ゆゆ!にんげんさんのはたけをみつけたよ!」 「いっぱいあるんだぜ!」 「うー♪うー♪」 口々にそう言いながら高度を下げていくゆっくりたち うーぱっくに乗って空から畑を争うという魂胆だろう 近頃はゆっくり用の罠が多くなっており、地上から畑に入ることはゆっくりにとっては困難になっている だからこそうーぱっくを使っての空からの侵入を試みたのだろう 「むきゅ!誰もいないわ!今のうちよ!」 先頭のぱちゅりーが大声で報じた それなりに隊列は整えてあるようでぱちゅりーを先頭にダイアモンドの形に編隊を組んで飛んでいる そのまま畑に着陸し、可能な限りの野菜を集めて帰る…そういう手筈のはずだった ゆっくりと高度を落としていくうーぱっく、地面までの距離は約10mになっていた 「そのまま降り・・・!」 その時ブーン…と言う音が近づいていて過ぎ去っていった 直後に大きな風とともに「バババッ」という音が吹きうーぱっくはバランスを崩しそうになる 無事を確かめようとお互いがお互いの姿を確認しあう、まりさ・・・れいむ・・・れいむ・・・どうやら三匹とも無事だ 後は…ぱちゅりーは?三匹は急いで目を動かしぱちゅりーの姿を探す、そして下の方に何かを見つけた うーぱっくに乗ったぱちゅりーは… 「「ばぢゅりぃぃぃいいいい!?」」 そう声を上げた物のすでにぱちゅりーを乗せたうーぱっくはあちこちから生クリームを飛び散らせながらきりもみ状に畑に落下していった 一斉に音が過ぎ去った方向に目をやる、何か「点」のような物が3つ見えただけだった いや、点が大きくなってきている?そう思っていると3つの「点」がオレンジ色に光った またかすかに「バババッ」という音がしたように聞こえた それが1匹のれいむが見た最後の光景になった 一匹のれいむを乗せたうーぱっくはれいむごと穴だらけになり放射状に地面に落ちて行った もう一匹のまりさをのせたうーぱっくは左側面がなくなりそのまま動きを止めた 「ゆぎゃああああ!?うごがないぃぃぃぃ!?どうなっでるんだぜぇぇぇぇ!?」 幸い、乗っていたまりさは奇跡的に無傷だったようだ、だが左側面が丸ごと無くなったうーぱっくは大きく左に傾きだした まりさはなんとか右に体重を寄せて姿勢を立て直そうとする しかしすでに物言わぬ箱になっているうーぱっくは飛ぶ力を失っていた 左に大きく傾きながら弧を描いてまりさをのせたうーぱっくは地面に落ちて行った 地面が速く大きく近づいていく、そして 「だずげでぇぇ…ゆびゃっ!」 最後まで必死の抵抗も空しく体の左側から地面に落下した、あんこが飛び散り四散する、その瞬間にまりさの意識は消えた しかし勢いづいて落ちたうーぱっくだった箱ととまりさだった饅頭は止まらず、そのまま2回転ほど転がりようやく動きを止めた オレンジ色の光の最後の獲物となったれいむを乗せたうーぱっく、痛みはない、しかし視界が大きく右に傾いた 「ゆゆ!?どうなってるの!?」 傾いた方向へ眼をやる―――うーぱっくの右の翼が無くなっていた 「う"う"う"う"う"う"う"う"う!!!!!!!」 「どぼじでうーばっぐのばねがなぐなっでるのぉぉぉおおおお!!!!」 痛みにたえながらうーぱっくは残った左の翼を必死に動かし姿勢を立て直そうとする 「ゆ、ゆっくりがんばってね!!もっとたかくとんでね!!」 冷静さをとりもどし、何をすべきかを瞬時に考えるれいむ そして必死にれいむもバランスをとるために左に体重を寄せる しかしそれが致命的なミスとなった、必要以上に寄せてしまいバランスを崩したうーぱっくは勢いよく逆さまになってしまう そのままうーぱっくから空中で放り出されてしまうれいむ、そのまま地面に頭から落ちて行った 「どぼじでぇぇぇえええええ!!??ゆぴゃっ!!」 高度を下げていた上に、木がクッションになって勢いを殺し地面に落ちたため、即死ではなかったが 木の枝で体中の皮が裂け、スキマからあんこがダラダラと染み出しており「ゆ”!ゆ”!」と声を漏らして痙攣していた、もう長くはないだろう なにも載せていないうーぱっくはと言うと、なんとか態勢を立て戻したものの今の高度を保つのが精一杯で上昇はできなくなっていた 地面との距離は約5m、ゆっくり程度の体ならそのまま潰れてしまう高さだ 「う"う"う"!!」 体から汗が吹き出しながら歯を食いしばり必死に残った翼を動かしている しかしまたあの音が聞こえてきた、上だ、音の方向を見てみる ―――そこにはうーぱっくを細長くした様な銀色の箱が飛んでいた、上の方についている丸いガラスの中には同じゆっくりが乗っている 中のゆっくりと目が合った、しかし黒いバイザーのような物をしていたため表情は見えなかった そしてオレンジ色の光が走る 「う"う"!?びゃ"ぁ"あ"!」 今度こそ真正面で「光」を見てしまったうーぱっく、その瞬間に意識は途切れ、そのまま空中でバラバラになり残骸が地面へと落ちて行った・・・ 加工所敷地内の端に位置する場所 200m程のアスファルトでまっすぐ舗装された道に銀色の細長い箱の様なものがタイヤを出して着陸しようとしていた、 キュっとタイヤとアスファルトが接触する音が聞こえ、最終着陸に入る 一気に速度が無くなっていき、一旦静止した後、透明のキャノピーが上に開くと中からバイザーが一体化したヘルメットをかぶった体つきのゆっくりまりさが下りてきた スィーに乗ってやってきたゆっくりぱちゅりーがワイヤーで「銀色の箱」を繋ぎとめ、近くの半円状のドームのような施設に引っ張って行く、このぱちゅりーも体が付いている このような手順を経て三つの「銀色の箱」は無事に着陸し、乗っていたゆっくりをおろして、建物の中へ引っ張られていった 加工所の職員一人と灰色のキャップ帽を被ったぱちゅりーが20匹ほどやってきてその箱が収納された「ハンガー」に入って機体を整備する P-⑨A シャープウーパック―――それがこのゆっくり専用レシプロ戦闘機の名前である 全長80cm、重量、10kg(搭乗員、装備除く)最大重量は25kg 最高時速150km、限界高度1000m ドススパークの素となるキノコで動く小型レシプロエンジンを搭載し、ドススパークの爆発を利用して弾丸を飛ばす専用機関砲を機首に2門搭載している また、いくつかのオプションパーツをつける事も可能だ 現在15機程製造されており、13、14、15番機が先ほど戦闘を行った なお、パイロットはれいむ種、まりさ種、みょん種、ちぇん種である、ありす種は機体をバンクさせる際に発情してしまうし、ぱちゅりー種は激しいマニューバに耐え切れない、れみりゃ等の捕食種は操縦技術を覚えづらい こう言った条件から加工所内で選りすぐりゆっくりを引き抜き、中枢餡を始めとする餡子増量処置を受け、体もつけて、体つきゆっくりになる 体力的にも頭脳的にも大幅に強化され、厳しい訓練を経た末にP-⑨Aのパイロットになるのである(整備、補給員には生クリームを増量した体つきぱちゅりー種が担当する) うーぱっくによる被害が増えてきた近年、空中から侵入して畑を荒らす手口が増加している また、うーぱっくによる機動力を得たゆっくりはその行動範囲を一気に広めてしまい、加工所の職員や虐待お兄さん等ではカバーしきれないほどになっている そこで優秀なゆっくりによるうーぱっくやゆっくりの対策部隊として試験的に設置されたのがこの「ゆっくり飛行隊」である 今日もゆっくりによる被害から人々を守るために空に上がり続けるゆっくり達 その目は一様にして悲しそうな目をしていた… アスファルトの地面にずっしりと両足をつけた体つきまりさが空を眺めていた それを不思議に思った加工所の職員が声をかける 「何か見えるのかい?」 その問いかけに寂しそうに笑うとまりさはこう言った 「青空だけさ」 このSSに感想をつける